REPORT.NEWS

登山レポート&ニュース

2020年11月18日

班渓山 なまこ山 上金剛山 11月17日

 少女のような無邪気さ

芦別の低山巡り アイアイさん 「参加者はワタシだけですか?」
コロナ時代 「三密にならなくてホント安心だわ~」
観光業界や航空業界の危機が報道されるなか 山岳ガイドも観光業も仲間に入るのでしょうか。
財布の中も密にならず 野口さんの国際宇宙ステーションのように無重力。

札幌から国道275で新十津川から滝川を抜けて赤平・芦別は古い炭鉱の町。
エネルギー政策で潤った町は取り残され 北の京・五重の塔やカナディアンワールドは廃墟と化した。
化石エネルギーを原子力に転換する政府の思惑 災害に対する安全性より生産性を優先し 廃棄物の処理もままならない。
海岸線に巨大な風車が立ち並ぶ時代 選択の余地はなさそうだ。 

班溪山のアンテナ管理道 不審火続きで車での侵入禁止になっていました。
50年前に植樹された桜並木 春を想像しながら歩きました。


30分歩くと道路脇にあった2等三角点は直ぐに見つかりました。
「今年は運動不足だから小さな山がちょうどいいヮ~」
80過ぎて余力ある脚力に脱帽です。


道路地図を見るとナマコ山運動公園を発見。
ちょっと寄り道することになりました。
確かにナマコのように細長い山 道はなくブッシュに覆われています。
「まあ 何とかなるさ~」と笹をかき分けました。 


「蔦の絡ま~るチャぺ~ルで 祈りをささげた日」 岸恵子 歌いながら歩きました。
15分ほどで平坦な山頂部に達しましたが ここが山頂と言える標識テープもありません。
「ここでいいんじゃないですか~」周囲を借り払われた広葉樹を山頂としました。


今日のメインイベントは313mの上金剛山です。


北面の車止めに駐車して カーブの多い山道を30分歩きました。
4等三角点の山頂部は広い展望台になっていました。


期待以上のパノラマで 右から キリギシ山 シューパロ岳 芦別中岳 芦別岳 布部岳 富良野西岳。
素晴らしいビューポイント お得になった気分でした。


帰路に赤平のズリ山階段に寄りました。
「クマ出没」と「ロープ撤去」で「危険」となっていました。


「日本一のズリ山」777の階段です。
「赤平の火祭りで アルバイトの学生さんがフンドシ姿で駆け上る山だわ~」とアイアイさん


ガスが上がってきて 大麓山にトウヤウスべ・・・白い山々が見えてきました。
「あの山は何ていうの?」「前富良野岳です」「私には無理ですか?」 少女のような無邪気さでした。