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登山レポート&ニュース

2020年03月17日

歌志内 辺毛山 3月16日

 爺さんハンター

美唄山の北にある辺毛山(ペンケやま) マイナーピークですが ネアンデルタールさんを誘ってリサーチしました。
上砂川の浄水場にはハンターのジムニーが待っていました。
どうみても75才以上の爺さんがでてきて・・・どっちにいくんだァ~?
 ペンケ山ですゥ~。
なに? そらあ~・・・どっちだ?
 あっち・・・です。
なに? あっちさ・・・道有林かァ~・
 多分・・・そうです。
なに? 道有林は(発砲禁止)入れんから オラ~ こっちの私有林さ 入るべ~。

どうやらこの爺さん 聴覚に問題があるようです。
キャリアにはゾンメルのスキー、車の中にはライフル銃がむき出しで置かれていました。
視力も判断能力も落ちているだろう こんな爺さんに誤射されたら・・・当たらないとは思うけど 恐ろしいですね。
サッサと離れることにしました。



林道は1km続いていて 最初の渡渉地点には橋がありました。


さっそく 春クマのお出迎えです。


次の渡渉地点は 橋が落ちていて 飛び石伝ってバシャバシャわたりました。


尾根に取りつくと急斜面で 雪も硬くなっていました。
そろそろアイゼンが必要な季節ですね。


アップダウンが多く 樹木も密生しています。スキーを選ばなくて正解でした。


北斜面の林道から続く古い作業道がでてきて クマの散歩道になっていました。


主稜線に上がったら 先週に登った芦別の丸子山がちらりと見えました。
十勝連峰は ガスっていて残念でした。


登山口から3時間 ピンテひとつない寂しい山頂に到着です。
登山者が稀なマイナーピークですが 何故か幸せを感じます。


午後の下界は快晴になっていました。
爺さんのスキートレースは私有林に向かっていましたが 獲物を発見できなかったのか 発砲音は聞こえませんでした。


法面には春の息吹 コロナ騒動には無縁な静かな山を楽しめました。