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2019年02月18日

2月18日 浦臼山リサーチ

 禁じ手の雪しわバーン

浦臼山は全層雪崩の山 巨大な雪庇も発達していて滑ってはいけない山でした。
ところが最近 於札内堰堤から東北尾根を往復するルートが人気らしいです。
地形図読むと結構な傾斜で標高差550m オープンバーンもあるといいますい。
最高気温が0℃ ちょっと重たい雪でアバランチクライシス気になりますが 天気もいいし・・・ヨシイクゾウ。

当別から1時間で産廃施設がある除雪最終地点に到着。
古いトレースがありました。
林道歩きは2km30分で 157標高点から取りつきました。


尾根が急なので 何十回も山回りターンを繰り返します。
気持ちよさそうなバーンが次々に出てきて・・・なんでもっと早く来なかったのか・・・反省しきり。


トレースは途中で消えてしまい 踝までのラッセルで稜線に上がりました。
c530mで夏道と合流 禁じ手の雪しわバーン ここはやっぱり自殺行為ですわ!


10mほどの雪庇が発達しています。
笹斜面なので ㇸの字亀裂 三日月クラックもあちこちありました。
油断したら大崩落に巻き込まれそう。


歩き始めて2時間30分で浦臼山に到着しました。
月曜日なのでもちろん誰もいません。


ピンネシリからクマネシリの稜線では もう全層雪崩が発生していました。


単独ですがビーコン送信させて滑ります。
無駄な抵抗ですが 春まで埋まっているのは寒そうだから。


オープンバーンは斜度もあって快適です。
沢に入らなければ特に危険な斜面はありませんでした。


鶴沼の市街地から見える南面は やはり入っちゃいけない山でした。