REPORT.NEWS

登山レポート&ニュース

2020年10月05日

南クマネシリ岳 10月4日

 不愛想な受付オヤジ

昨夜は上士幌のキャンプ場にテント泊の予定でしたが 雨でジメジメ濡れていそう。
剣小屋に向かいました。
RZ山岳会の懇親山行らしく 先着の20数名が大騒ぎ。
RZとは言わず「釧路と帯広」と名乗るグループは 「山小屋の常識」8時過ぎても無遠慮に騒いでいました。
仕方なく平常心でクレームを入れましたが 反応はなく 謝罪どころか無言を貫かれました。
9時過ぎても「あの連中は何処の奴らだ? ヨーロッパの岩に登ってから言ってくれよ」などと訳の分からない逆切れ会話が聞こえていました。
残念ながら山に登る人の中にも非常識な族(やから)はいるものです。
寝不足のまま朝を迎えて 珍しく嫌な気分でした。

芽登温泉から南クマネシリ登山口まで16km 整備された長い林道を走りました。
青空は広がっていませんが 雨は止んでいました。
駐車場には車が3台 8名グループが50分前に登り始めたようです。


風倒木で迷路のような登山路・・・地元では整備するボランティアがいないのだろうか?
芽登温泉の管理人が整備すればもっとお客が来るのになあ~ と思う。
そういえば 数年前に泊まった時に受付のオヤジに同じことを言ったら「そんなことしたって客なんか来ない」と一喝されたことを想い出しました。


登山道というより ただの鹿道です。


イッキュウさんがブーケのようなシダ類を発見しました。
ガイドには理解できませんが「カワイイ」んだそうです。


尾根が近づくと急斜面です。


尾根に上がったら 山頂が見えました。
先行者グループはゆっくり昼寝でもしているのでしょうか?


最後の岩場を登り切ったら 山頂でした。


山頂の8名グループは平均75歳かと思われる年配者ばかりで 少し驚きました。
失礼ながら 腰をかがめながらも杖を突き元気に下山していく姿を見て 自分の12年後を想像しました。


誰もいなくなった山頂からは ウぺぺや東丸山 活火山の丸山 ニペソツ 石狩岳 ニセイカウシュッペ 阿寒の山々も同定できました。



ピリベツ 西クマ クマネシリ 
「クマネシリ」とは アイヌ語で「物干し台(のような)・山」の意。
樺戸山塊の隈根尻山 も同じように山頂部が平らな台形に見えますね。


帰路 汗を流しに芽登温泉に寄ったら 珍しく10台以上の車が停まっています。
その後も次々に車が入ってきて満車になり 浴槽もイモ洗い状態になりました。
不思議に思って泊り客の会話を聞いていると「じゃらん紅葉特集」に掲載されたそうです。
「登山道を整備したって・・・」不愛想な受付オヤジが言っていたことは間違いではなかったようだ。