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登山レポート&ニュース

2019年06月24日

富良野演習林公開セミナー 6月23日

 知的好奇心

ゼクランの登山ツアーでは初めての企画で 東京大学北海道演習林公開セミナー に参加しました。
クライアントは ロックさん ピースさん ウォッシュさん イッキュウさん 釣りキチさん みなさん知的好奇心が旺盛です。

演習林は明治32年に開設されて以来120年の歴史があるそうです。
その頃の富良野はまだアイヌ民族しか住んでいない原野そのものだったそうです。
芦別岳を望む山部の街外れある事務所で安全管理のレクチャーを受け 西達布林道へバスで移動しました。


樹木の個体調査は20年以上に及びデータ管理されていました。
地味な仕事ですが 地球環境にも影響する気象・生物多様性・水文学・地質学など広範囲な知識が必要とされるようです。


砂防ダムを改修した水位観測施設では 数十匹の岩魚が泳いでいました。


癒しポイント・湧水地での昼食。
水質のフロンガス調査によって 30年前に降った雨が噴き出していることが解っているそうです。


降水の水質調査は ポリタンクに取水するアナログでしたが データはデジタル管理されていました。
講師は技術職と呼んでいましたが林学の研究員 難解な研究分野を解りやすく説明してくれました。


富良野岳と大麓山が姿を現しました。
北海道演習林の面積は山手線内側の面積の3倍 大阪市の面積と同じくらいだって・・・。
人間と森とのかかわりを記した 高橋延清さん「森の思想」 知識が少しだけ増えたような気になりました。