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登山レポート&ニュース

2020年09月07日

石狩岳 9月6日

 風がご褒美

大島亮吉が天人峡からトムラウシに登り 石狩岳に縦走し層雲峡に下山したのは大正9年の夏でした。
大正12年には菅野温泉からニペソツ山に登り 尾根伝いに石狩岳登頂を試みましたが これは断念しています。
その後に兵役を経て 前穂の北尾根4峰で滑落死したのは29歳の時でした。 

そろそろ涼しくなって登りやすいだろうなあ~ 石狩岳。
シュナイダー登山口には20台もの車が来ていました(下山時に撮影)
コロナの影響で ほとんどが道内ナンバーです。
台風崩れの低気圧が南の湿った空気を引き込んで 前日は雨。
朝も濃いガスが立ち込め蒸し風呂みたいな不快さでした。


古い道標・・・アルミの文字プレートを丁寧に釘打ち 手間がかかっていました。


ゴゼンタチバナの実も秋らしい。


小さな岩峰にハイ松が巻き付いて 庭園気分。


北海道の3大急登なんです・・・300m名山チャレンジの神奈川のクライアント 覚悟ができていたのでスムースクライミング。


黄葉も始まってきました。


ウラシマツツジも紅葉。


コケモモの実も熟していました。


ガスは上がってきて視界は開けましたが山頂は雲の中。
風がご褒美。


振り返ると やっぱりガスガス。


西クマとピリベツ岳はもう少しで頭が出るところ。


ゆっくり歩きでしたが 最高峰まで5時間で登れました。
台風10号の影響で九州や紀伊半島 静岡も大雨だそう。
北海道は雨が降らないだけラッキー と考えましょう。