REPORT.NEWS

登山レポート&ニュース

夕張岳 6月24日

 山を考える

年に一度は夕張岳。
悪天候が予想されたので 予定を一日早めました。
8:00 少し遅いスタートですが 日が長いのでゆっくり歩きでも大丈夫。
登山口には10台ほどの車が駐車していました。
日本美人のようなシラネアオイ。


天を衝く前岳。


山頂はガスガスでしたが 風も弱く登山日和です。


チシマザクラとガマ岩。秋には登りたいな。


蛇紋岩崩壊地はまだ雪解けが進んでいません。


ユウパリコザクラ まだこれから咲き始めるようです。


流水で削られていく美しい蛇紋岩。


粘液に包まれた葉に焦点 ピンボケなムシトリスミレ。


葉が紫色っほい固有種シソバキスミレ。


ジンヨウキスミレかと思ったら 葉に鋸刃がないからキバナノコマノツメ?


ネギのにおいが鼻を衝く アサツキの畑。


ユウパリタンポポは 葉の深裂が特徴です。


背が低く花が大きいので エゾイワハタザオ と思う。


ユウパリアズマギク。
超塩基だと栄養分が少なく省エネ効果で植物は小型化するようだ。
何万年か後に地球が再び氷河期に入ったら 平地の植物は寒気に耐えられなく絶滅し 高山植物は平地にも進出するのだろう。
一部の人類は宇宙船に乗って他の惑星に移住し(ノアの箱舟)地球上では絶滅しているかもしれない。
「猿の惑星」が現実になる。


吹き通しのユウパリソウは満開でした。
一昨年は この花を見ていて 振り返ったらヒグマが立ち上がって威嚇していました。
吹き通しはヒグマの通り道 花を見る前に周囲を警戒してくださいね。


蛇紋岩地のエゾミヤマクワガタは葉も紫色です。


山頂直下のイワウメ。


30年ぶりに6回目の登頂を果たしたサンプラザさん。
蝦夷地の古地図やアイヌ語地名の研究をライフワークにするインテリジェンシー。
マニアックとオタクって同義語?
5時間かけてゆっくり登り 4時間かけて下山 カラダもココロも余裕ありました。
夕張岳は 植物 地学 気候変動 地球そして宇宙・・・考える山 です。