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登山レポート&ニュース

2018年10月31日

10月30日 夫婦山 雨竜山 神威岳

 指は3本

前線の通過で雨が降ったり止んだり 空知は雷注意報も出ていました。
まあ 常識的に考えると 今日は登山日和ではありません。
日高の久山岳はエントリー少なく 残念ですが中止になりました。
ところが 新十津川の夫婦山に登りたいというクライアントが2名 雨竜の雨龍山一等三角点も一緒に登ることになりました。 


雨雲がどんより 移動中はにわか雨が降っていましたが 南面の林道入口では止んでいました。
林道はすでに藪になっていて 予想は裏切られました。
顔にはバシバシ 根曲がり竹がムチのように打ち付けるので サングラス必携です。
首や足には蔦が絡まり 自由を奪われました。


1時間歩いたら突然目の前が開けて 美しい植林地が現れました。
まるで 熊野古道みたい 上方芸人さんがぽつり。
南斜面探したら ありました ムラサキシメジ・・・また写真撮るの忘れてしまいました。



古い作業道を離れて いよいよ最後の急斜面に突入 背丈ほどの笹薮の山頂付近に到達しました。
標識もテープも 何もありません。
三角点があるはずですが 笹薮は濃密で 1m横を歩いても気が付きません。
5分ほど執拗に探し回って イッキュウさん 地表から3cm出ていた三等三角点 見つけ出しました。
やる気になれば できるものなんだなあ~ 勘が鋭くなってきたようです。


下山は 距離が短い東面ルート にチャレンジしました。
作業道はなく 藪尾根をガシガシ進んで 沢に降りて 1時間で神社記号の林道に出ました。
ところが 駐車地点まで10kmの道路歩き・・・うっかり計算外でした。


2座目は 雨竜町の雨龍山。
西面林道は 砕石が撒かれて整備されていましたが 1kmで突然消えてしまいました。
引き返して東面に移動して 宗教施設から登ります。
管理道からアンテナ施設までは順調でした。
途中から送電線の下を歩いて 刈分け道がないかなあ~ 期待は見事に外れました。
覚悟を決めて 濃密な笹薮に突入し 笹の海を泳ぐように 遅々前進。
いい加減に飽きてきた頃 やっと一等三角点 たどり着きました。
去年の12月に付けた赤布は 色褪せてボロボロでした。


下山はもう4時で暗くなりかけていましたが イッキュウさんの提案で 上砂川のスキー場 神威岳に向かいました。
管理道を探していたら スキー場の横から立派な観光道路がありました。
どうやらトマムに習って 雲海が売り物のようです。
ヘアピンカーブが続く舗装道路 15分走って暗闇の山頂に到着。
ヘッドライトでアンテナ施設を照らして 三角点を探し出しました。
滝川市街地の夜景が きれいでした。
ちょっとズルいけど これで三座目 なんですって。
指は2本のピースじゃなくて 3本立っていました。