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登山レポート&ニュース

2018年06月20日

6月19日(火)夕張岳

 戦慄の場面

2年ぶりに開通したばかりの鹿島林道。
平日ですが駐車場には10数台の車で満車状態でした。
天気予報は午後から回復基調なので9時30分ゆっくりスタート。
望岳台を過ぎるとオオバキスミレが迎えてくれました。
早々と下山してくる登山者に上部の天候を聞いてみると「山頂は吹雪のようだった」と一言。
雪は降らないと思うけど ガスと強風でかなりの悪天候だったみたいです。


前岳湿地のムシトリスミレはまだ花が咲いていませんでした。


ガスが消えて 快晴になりました。
今年は雪が多く残っていて 例年よりも花期が遅いと思います。


葉が規則的に深裂しているのでユウバリタンポポだと思います。


風も弱まり 山頂も見えてきました。
ゆっくりスタートの作戦が当たりました。


いよいよ 吹き通し ユウパリソウが満開でした。
この直後 戦慄の場面に遭遇。
30m離れたハイ松の中からいきなり立ち上がった大きなヒグマに目が釘付け。
わずか5秒くらいだと思いますが 時間が停まったと感じました。
クライアントも凍り付いていました。
黒くて大きな頭のヒグマはひるがえるようにジャンプして ハイ松の中に消えていきました。
登山者の多い夕張岳でヒグマに出会ったのは・・・初めてです。
カメラを構える余裕なんて・・・ありません。


山頂はガスったり晴れたりの繰り返しで ゆっくり食事する気にはなれません。


帰路 蛇紋岩崩壊地でやっと見つけた ユウパリコザクラ 可憐です。 


芦別岳もすっかり見えてきました。


馬の背コースから下山して 建設中のヒュッテの炊事棟を見せてもらいました。
道路が修復され みんな日帰り登山で宿泊客がいないんだ~ と管理人さん ちょっと寂しそう。
ズンバさんは4度目 ドラクロワさんは30年ぶり2度目の夕張岳 ハラハラ・ドキドキ盛りだくさんの山を堪能したようです。